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ろうふく会の前身、北海道労働者福祉対策協議会(道福対協)が道内の労働者福祉の事業推進・調査研究機関として設立(昭和28年2月13日)され、昭和31年12月19日には労働省から「社団法人」の許可を受け、社団法人 北海道労働福祉協会(ろうふく)となりました。
設立の頃は、啓蒙・調査・研究活動の他、具体的な事業活動が要求された時期で、物資斡旋・火災共済・労芸等の事業に続いて保育事業を始めたのは昭和32年9月で、当時、労働団体が社会福祉施設を経営するということで話題をまいたものでした。労働組合の立場は、そういう施設を国や自治団体に対して整備することを要求する側で、経営すると言う発想のなかった時代でした。
しかし、現実に保育園の設置が市民に切望されていたにもかかわらず、絶対数が全く不足しているとき、「ろうふく」は微力ながら地域労働者の福祉の一助にと経営に踏み切ったのでした。設置した保育園の名前を「福ちゃん保育園」としたのは、子供達が呼びやすい園名として、当時流行した横山隆一の「ふくちゃん」にあやかったものです。
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